キャラバンの車内はやはり舞い戻りもギュウギュウ…

帰りの車中、キャラバンのまん中は収穫した野菜と、ろくすっぽ関わりもしていない割合は一丁前に先に乗り込んでいた狡かしこいS・Kと、M・Tで埋まってしまった結果、とりあえず自分はN・Mの運転する軽トラにのぼり操作席順のN・Mと助っ人席順のN・Tに挟まれて、これ以上に薄いほど窮屈望みをしながら帰り道に着いた。小さい残余を腰掛けるようにN・Tは窓側の席で大きく足を広げて健やかに眠っている。そんな重圧のど中部で、毎日力んでいないといっぺんに風に煽られた新聞紙の断片のようにあちこち飛んで行ってしまいそうで、ギアに掛ける不機嫌なN・Mの拳固に自らの足が接触しないみたい、震える車内を冷や冷やと段々と右手に雪崩のように崩れてくる夢うつつのN・Tの体を支えながら懸命に踏ん張っていた。
「みんな、着いたよ。余程、揃いも揃ってのうのうと眠って。」
 道場までとっくにたちまちと言う場所で自分はだらしのないプライドを一人ずつ大雑把に揺り起こす。
 車庫書き入れはN・Hが誘導した。軽トラが停止すると、一丸で荷台から降ろした農機具を洗い場まで運んでいく。ミュゼ ログイン 予約